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安心のおすすめ国産ドローン

農業ドローンを選ぶ基準の一つに国産メーカーか、海外メーカーかという基準をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
世界中の多くのドローンメーカーが部品製造に関して中国を頼りにする中、国産のプライドを掲げ、
挑み続ける国産ドローンメーカーの農業ドローンをご紹介いたします。

国産ドローンの定義

そもそも国産の定義とはどの点にあるのかという議論は尽きません。工業製品の原産国の定義については、

景品表示法によって、「その製品としての機能を発揮できる状態になった瞬間にどの国にあったか」で判断することとしています。

これは裏を返すと最終工程を日本国内で終えれば、それ以前の工程がどの様なものであっても、MadeinJapanを名乗ることができるのではないか?という疑問点にぶち当たります。

その点、ドローンにおいては、国産部品数の割合、製造工程の内、国内作業の割合といった点や、

開発・設計もしくは、心臓部であるフライトコントローラーの製造国こそが重要なのではないかという議論があります。

しかしいずれにせよ、全ての部品と全行程を日本国内だけで完結可能なドローンメーカーはございませんので、

本コラムではメーカーHP内において、「MadeinJapan」もしくは、「国産」と明記しているかどうかを基準にピックアップすることといたしました。

国産ドローンメーカーの例

会社名:株式会社石川エナジーリサーチ
機体名:アグリフライヤー
https://ier.co.jp/agri-flyer/

会社名:EAMSROBOTICS(株)
機体名:エアロスプレーヤーAS5Ⅱ
https://eams-robo.co.jp/products.html#agriculture

会社名:NTTe-DroneTechnology
機体名:AC101
https://e-drone.tech/

会社名:ciRobotics株式会社
機体名:ciDroneAGR-17
https://www.cirobotics.jp/drone/

会社名:DroneWorkSystem
機体名:AGR16B
https://d-w-s.co.jp/product-introduction/agrdrone/agr16b24b

会社名:株式会社ナイルワークス
機体名:Nile-T20
https://www.nileworks.co.jp/product/nile-t20/

会社名:MAZEX
機体名:飛助MG/DX
https://mazex.jp/tobisukedx#

国産ドローンが求められる理由

なお、上記で取り上げたメーカー以外にも国内で開発・製造を行っている農業ドローンメーカーも存在しますが、

国産という用語を明記していないメーカーも存在します。


その理由の一つとしては、フライトコントローラーを自社設計しているかどうかという点が挙げられます。

フライトコントローラーとは、ドローンの姿勢制御を行うセンサーとそこから得た次の指示を各所に送る

いわば「脳」の様な部品で、ドローンの核となる部分です。


2019年、アメリカ政府は国内の公的機関で使用されるドローンの内、800機以上の使用中止を指示しました。

これは、フライトコントローラー等の重要部品において、セキリティにおける懸念事項が指摘されたためでした。

その後のペンタゴンの調査によって、「悪意のあるコードは発見されなかった」と公表されましたが、

自国産ドローンの使用を求める機運は残りました。日本もこれに続き、官公庁が調達するドローンについては、

セキリティの懸念を払しょくさせることが求められるなど、セキリティ面での強化を図っています。

詳細:https://thehill.com/policy/defense/556370-pentagon-report-clears-use-of-drones-made-by-top-chinese-manufacturer/

セキリティ面以外で見るフライトコントローラー

このようにして、公的機関からの海外製ドローンの一部締め出しや再認可などがあったものの、

一連のこれらのことは、波紋を呼んでいます。安価で高性能な海外製ドローンを禁止することは、

国産ドローンメーカーの後押しとなるものの全体的に見るとドローンの普及妨げているという見方もあります。

とはいえ、公的機関ではなく、個人が所有する海外製ドローンを排除するまでには至っておりません。


その理由の一つとして、そもそもフライトコントローラーの製造元が原因で直ぐに安全保障上の問題になり得るのかという問題があるためです。

とりわけ、使用場所、飛行時間が限られる農業ドローンにおいては、乗っ取りをもって、テロなどの犯罪に使用される可能性は極めて低く、

この場合、国産、海外産という観点だけでは犯罪抑制になりえません。

従って、フライトコントローラーが国産であるかどうかを基準に農業ドローンを選ぶことにはメリットが少ないと考えられます。

そのため、国産、海外産に限らず、機種毎の性能、価格、自身の使用想定に合っているかを基準に選ぶことが重要であると考えられます。

国産ドローンのメリット

それではここで、国産ドローンを選ぶメリットについて考えてみます。

国産ドローンは、日本の圃場での使用を想定しているため、
現場の声を迅速に拾い上げ設計に活かしたかゆい所に手の届く設計となっている場合があります。
日本は平野部の面積が狭く、中国やアメリカと比べて一つ一つの圃場が小さいため、

➀1枚ずつの圃場の大きさが大きくないので、タンク容量は大きくなくても良い。
➁移動の回数が多いので、軽量・コンパクトの方が良い。
➂離着陸の回数が多いので、バッテリー交換の手間を省くために低燃費が良い。

という場合があります。
水稲栽培以外や防除以外での使用方法を考えた場合は当てはまりにくいですが、水稲防除で想定されている方は、
これらの点が当てはまる方も多くいらっしゃるかと思います。
農業ドローン相談室でオススメしているNTTe-DroneTechnology社のAC101、mazex社の飛助シリーズは、
これらを考慮した機体設計になっていますので、ぜひ詳しく各機体の特徴を比較してみてください。
各機体の特徴は、機体紹介ページよりご確認いただけます。

最後に

以上で国産ドローンの説明は終了です。農業ドローンのメーカー選びでは、国産、海外産という観点だけ囚われずに、

コストパフォーマンスやサポート体制など、全体的な比較が必要です。

そのため、農業ドローン相談室では、国産、海外産で区別することなくご紹介していきます。

ご自身が最も得する農業ドローン選びができる様、農業ドローン相談室をお役立て下さい。

 

なお、おすすめ農業ドローン無料診断からは、ご自身の使用想定に適する機体を診断できますのでぜひお試しください。

 

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